高校時代に「朝食欠食」や「個食」など子どもの食生活に関する実態を知り、管理栄養士になろうと女子栄養大学に入学。実習で大量調理の技術や衛生管理の知識などをしっかりと身につけました。また課外活動で子どもの体験活動をサポートするボランティアを４年間続けたことで、先を見据えて行動すること、最後まであきらめずに全力投球することの大切さを学べたように思います。課題や国家試験対策などで多忙な大学生活でしたが、同じ目標をもつ仲間の存在が心の支えとなり頑張ることができました。それぞれ管理栄養士として活躍している大学時代の友人たちとは、今もときどき会って仕事の悩みなどを相談しあっています。

卒業後はつくば市に採用され、現在は教育委員会で学校給食担当として、「食物アレルギー対応マニュアル」の改定や地産地消の推進、学校における食育などに携わっています。最近では、食物アレルギーや宗教上の理由などで普段はお弁当を持参する子どもたちに給食の楽しさを味わってもらおうと「みんなで食べる学校給食の日」というイベントを企画・開催。アレルギーなどに配慮した献立を市内の全幼稚園・小中学校に提供しました。保護者の方から「子どもがすごく喜んでいた」といったお手紙などをいただき、とても嬉しかったです。公務員として「子どもの食生活の改善に取り組みたい」という高校時代からの夢がかないました。今後は乳幼児や成人など、幅広いライフステージの栄養管理などにも携わることができればと考えています。

大学時代の友人たちはみんな食べることが大好き。一人暮らしの友人の部屋でよく“一品持ち寄りパーティ”をしました。料理上手な友人が多く、いつもとても豪華でしたね。私は煮物などの和食を作ることが多かったです。