入試情報

推薦・AO入試の基礎知識

私立大では約5割の人が推薦・AO入試で入学するようになり、推薦・AO入試はメジャーな入試方式になりつつある。高校での実績や大学入学後の意欲を評価してくれる入試なので、受験のチャンスを増やすためにも、制度をよく理解しておこう。


推薦・AO入試とは?

指定校推薦

主に私立大で実施され、進学実績などをもとに大学側が指定した高校に通う生徒だけが受験できる。そのため、自分の高校が志望大学の指定校になっているかを確認しておく必要がある。高校ごとに推薦枠が決まっているため、校内選考が行われる場合もある。決まる時期は早いが、専願制のため後になってからの辞退はできないので注意。

公募推薦

現役生のみの対象としている場合が多く、出願にあたっては原則、高校の校長からの推薦が必要だ。大学によって、高校での成績(評定平均値)を重視する「一般推薦」のほか、スポーツや文化活動、ボランティア、資格などの実績を評価する「特別推薦」を実施するところもある。書類審査・小論文・面接での選考が主流だが、実技試験や学力試験を課す大学もある。

自己推薦

主に私立大で実施され、高校の校長からの推薦は不要で、大学が提示した評定平均値などの条件を満たせば誰でも受験できる。学習面のほか、部活動、生徒会活動、ボランティア、資格などで成果をアピールできるものを記載する「自己推薦書」を提出するのが一般的だ。併願を認める大学もあり、出願条件はそれほど厳しくないことが多いので、一般入試を受ける人が併願するケースもある。

AO入試

AOとはアドミッションズ・オフィスの略で、従来の学力重視の入試とは異なり、アドミッションポリシー(大学の求める人物像)にふさわしい人物かを見極める選考を行う。高校の校長からの推薦は不要なことが多く、エントリーシート(志望理由書)や面接、小論文などで、主に大学進学にあたっての目的意識が評価される。成績(評定平均値)の基準を設けたり、学力試験を課したりする大学もある。


推薦・AO入試の違い

推薦入試は成績(評定平均値)の基準があり、自己推薦を除いては高校からの推薦が必要なのに対し、AO入試は高校の推薦がなくても受けられることが多い。
また一般的に、推薦入試は調査書などをもとに「高校時代にどんな努力をした人物か」を重視する傾向があり、AO入試は複数回の面接を行うなど選考に時間をかけて「大学が期待する学生像に合う人物か」「大学入学後にどのように成長できる人物か」を見極めようとするという違いもある。

推薦入試 AO入試
出願条件
  • 自己推薦以外は学校長の推薦が必要
  • 調査書の評定平均値の基準ありが主
  • 現役に限るが主
  • 専願・併願両方あり
  • 学校長の推薦が不要な場合が多い
  • 調査書の評定平均値の基準を設けていない場合も多い
  • 現浪制限なしが主
  • 専願が主
選考方法
  • 出願受付は原則11月1日以降
  • 書類審査(調査書・推薦書・志望理由書)+小論文+面接が主
  • 実技試験や学力試験が課されることもある
  • 出願受付は8月1日以降
  • エントリー期間が設定されていることもある
  • 書類審査(調査書・志望理由書・エントリーシートなど)+面接が主
  • 小論文や学力試験、体験授業が課されることもある
  • オープンキャンパスへの参加が必須の場合もある

推薦・AO入試 Q&A

Q.評定平均値って何?

評定平均値とは、高1から高3の1学期(または前期)までの評定(5段階で示した成績)を合計し、科目数で割って算出した、すべての教科・科目の成績の平均値のことをいう。推薦入試の出願条件の中には『全体の評定平均値が○○以上』といった基準があり、この数値を満たさないと出願できない。

右の表を使って国語の評定平均値を求めてみよう。

この場合、(3+3+5+4)÷4=3.75と計算し、小数点以下第2位を四捨五入するため、国語の評定平均値は3.8になる。また、大学・短大が出願条件にしている「評定平均値」とは「全体の評定平均値」とのことで、右のように求める。

例)国語の評定平均値の算出方法
1年 2年 3年
国語総合 3
国語表現 3
現代文A 5
古典B 4

例)全体の評定平均値の算出方法

なお、「学習成績概評」は、全体の評定平均値に対応して次のように5段階で表す。

学習成績概評 A B C D E
全体の評定平均値 5.0〜4.3 4.2〜3.5 3.4〜2.7 2.6〜1.9 1.8以下

Q.専願・併願って何?

専願とは、合格したら必ず入学することを前提として一つの大学・学部のみに出願すること。併願とは、複数の大学・学部に出願することをいう。
私立大の指定校推薦は専願で、公募推薦も国公立大ではほとんどが専願となっている。私立大の公募制推薦の中には、併願可能なものもあり、専願の人むけと併願を希望する人むけの2種類の推薦入試を実施する大学もある。
AO入試の場合は、その大学への入学意欲が問われることが多いため、専願の場合がほとんどだが、一部の大学で併願が認められる場合もある。

Q.エントリーシートには何を書くの?

「志望理由」「自己PR」「生徒会活動・部活動・ボランティアなどの実績」「資格」「留学経験」などの記入項目がある。
特に重要なのは「志望理由」で、「なぜその大学に行きたいのか」を、自分の体験に基づいてできるだけ具体的に書くことが望ましい。実際のエピソードに加えて、「その体験を通じてどんなことを考え、それを大学での勉強にどう生かしたいのか」といった内容も盛り込むと説得力が増す。面接はエントリーシートや志望理由書の内容に沿って進められるので、正確に記入すること。

Q.小論文ってどんなもの?

小論文は大きく分けると「課題論述型」と「文章読解型」の二種類がある。
課題論述型は「○○について、あなたの考えを述べなさい」というように設問文のみが出題され、自由に論述することが求められる形式。文章読解型は「次の文章を読んで、○○についてのあなたの考えを述べなさい」というように、資料を読解したうえで設問に答える形式。この場合、資料は日本語の文章であることが多いが、英文や図表、絵画や写真などが提示されることもある。
採点では、出題内容を正しくとらえる「理解力」、根拠を明確にして意見をまとめる「論理的思考力」、読み手を意識した文章を書く「表現・説明力」などが重視される。

Q.面接対策として必要なことは?

面接には、個人面接とグループ(集団)面接の二つがある。いずれの場合も、「志望理由」「大学入学後の抱負」「高校生活で取り組んだこと」について聞かれることが多い。特に、エントリーシートや志望理由書に書いたことについては詳しく質問されることが多いので、高校の先生などに模擬面接をしてもらい、受け答えの練習をしておくとよい。
志望理由や大学入学後の抱負に関しては、自分の思いのほかに、そう思うきっかけとなった出来事や理由などを具体的に話せるようにしておこう。高校生活に関しては、ただ「○○を頑張った」と述べるだけではなく、「どのように取り組み、どんな役割を果たしたのか」というプロセスまで伝えることが重要だ。

Q.一般入試で入学してくる人に、学力面でついていける?

推薦入試やAO入試は合格発表の時期が早いため、その後の勉強を怠ると、大学入学後の勉強についていけなくなるおそれがあることは否めない。
多くの大学はその点を考慮し、推薦やAO入試の合格者に対して、指定書籍を読んでのレポートを課したり、英語やその学部・学科で必要となる知識を学べる課題を出したりといった「入学前教育」を実施している。「入学前教育」の有無にかかわらず、合格後も気を抜かずに勉強し、基礎学力はしっかりと身につけておこう。

 

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